夜11時のさやかさん その2
2008年 06月 11日
でも、なぜ?半ケツでハマッているのか?
さて、話を戻そう
1と2は前回調べたので
3.誰かの嫌がらせ(毎晩、現象が起こるように何か機材を設置?)
そう、盗聴器やのぞき趣味の変質者や近隣の嫌がらせ行為のとばっちりがもっとも考えられるかと考え、声が聞こえてくるという壁のコンセントを片っ端から分解、あやしいモノはなく。ひょっとして壁の中か?誰かピン・ホールカメラか断層撮影可能な機械持っていない?と聞いてみたが・・・とりあえず、盗聴発見器を買ってきて一通り部屋を探ってみたが、反応なし。
有線で壁埋め込み型?壊すわけにもいかないし?
強力な電磁波で破壊?爆縮コイルの作り方ってどうだったけ?
などと考えていた。そうこうしている内に11:45分になった。
「ウイーン・ガサガサ・さやかさん・ごにょごにょ」
聞こえた確かに聞こえたが・・・・聞いていた壁ではなく、テレビやCDプレーヤーを置いてある方向からまるで隣の部屋から聞こえてきたような?
そのときいた冷静な一人が、目を留めた。
近くに置いてある携帯電話の画面に写った・・・・「アラーム」という表示を・・・・
おもむろに携帯電話を手に取った後、素早くこいつじゃ?と録音された音が再生される。ういーん・ガサガサ・さやかさん・結婚おめでとうございます。~
そう、怪奇現象とは縁も縁もない、結婚式のスピーチを練習した際の録音だった。さやかさんの声だけ大きく録音されていたためそこの部分だけしか聞こえなかった。
本人は録音したことをすっかり忘れており、さらに11時にアラームを設定したのも薬を飲み忘れないためだったらしいがそのこともすっかりわすれ、さらに最近11:45分にその設定を変えたことも忘れていた。
もちろん、薬も飲み忘れていたらしい
「世の中に不思議なことは何もないのだよ・・・」
京極夏彦の小説に出てくる漆黒の男の声が聞こえたような気がした
近々、DHA入りのサプリメントとローズマリーの鉢植えでも贈ってあげようかと思う。
A氏は一ヶ月以上不安を抱えていたという