2005アブサンレポート
2005年 12月 31日
2005アブサンレポート
2005年は少しだけアブサンがメジャーになりました。その理由は全世界に流れたスイスでの3月1日のアブサン解禁。スイスではアブサンを一部で作っていましたが、一応法律では製造販売が禁止されていました。ネットショップや現地の酒屋に並んでいる銘柄もありましたが(笑)
これが法律で認められるようになり、報道されました。
また、昔のペルノー社のアブサンを再現したボトル
アブサン・エドワーやヴェルト・スイスというスイスタイプ(作っているのはフランス)がスポット輸入されますがかなり高額。去年と違うのはスポット品が多くなったこと。
そして待望のスイスアブサンが年末に輸入されたこと。
<奈落の底>でも、愛知県や他県の遠いところからアブサンを訪ねてくる方がいたり、
少しずつですがアブサンがメジャーになりました。
しかし、良いことばかりではなくアブサンは「飲むマリファナ」と信じ込んで本物は飛ぶものだと勘違いされる方が多く。アブサンの間違った印象が浸透してしまった悪い面もあります。現に、厚生労働省の自粛要請などで輸入が出来なかった銘柄があるなど、この悪いイメージが一因になったと思われます。
<奈落の底>にも「どのアブサンが飛べるのですか?」「飛べるアブサンは取り扱っていますか?」など勘違いされている方からのトンチンカンな質問が電話で多数かかってきたりしました。
アブサンには麻薬や脱法ドラッグのような効果はありません。
アルコールを飲んでたばこや葉巻を吸うと気分が良くなり幸福なような
多量の糖分を摂取した時の満足感や微弱な恍惚感のような
風邪薬を飲んでヘロヘロまったりになるような
アロマテラピーでリラックスして幸せを感じるような
そんな程度で健康や精神に異常な影響を与えるほどではありません。
もちろん飲み過ぎたら、アルコール中毒になります、
つまり、アブサンの影響というよりもアルコールの影響が大きいのです。
酒は、なぜ大人にしか法律で許されていないのでしょうか?
それは、アルコールが大脳へ影響を与え理性を鈍らせる働きがあり、酔っぱらっても他人に迷惑をかけない自制心は大人にしかないためです。
アブサンは通常の酒に比べてアルコール度が強く、ハーブ成分により酔いが進みます。
アブサンが紳士の酒と言われる、由来はここにあるのではないでしょうか?
大人の中でも紳士のように振る舞える者のみが楽しめる酒となったのでしょう。
2006年も良いアブサンライフを過ごせますように!
スペインアブサンが日本にやってきますように!!
それでは、良いお年を!!