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酔いどれマスターの裏ページ-酒と食のでろでろな日々-


by bar_absinthe

本物の杏仁豆腐

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杏仁豆腐
 日本では通常、杏仁豆腐の素なる素材で作るデザートだが、この素の原料欄を見てみるとアーモンドと書かれている。アンズじゃないのか?という疑問から調べてみると、やはり本物の杏仁豆腐はアンズ類の種の核から作るものらしい。以後数年間に渡り、杏仁豆腐の素を見つけると裏ラベルを見るようになったが・・・・アーモンド・・・アーモンド。中華食材の店に行くと杏仁ないの?と聞きまくったが、そんなのあるのか?というぐらい見つからなかった。
そこで、横浜の中華街へ行くしかないと・・・、そして3店舗目でようやく発見。南杏というものだった。
杏仁豆腐とは(キョウニンドウフ)とも呼ばれ元々は、薬膳料理で杏仁(キョウニン)が苦かったため、摂取しやすいように、滋養強壮効果がある牛乳を合わせて寒天やゼラチンで固めたモノだったらしい。その後、漢方の苦杏仁を使うものから、食品用の苦みの弱い甜杏仁が使われるようになりデザートになったらしい。ちなみに苦杏仁には、アミグダリンという毒性分である青酸配糖体が含まれているので用法は古来より慎重に処方されていたという。甜杏仁に微量で主に3種類、北杏(ホッキョウ)、南杏(ナンキョウ)、皇杏(コウキョウ)。北杏は苦みが強く、南杏は香りが良い、皇杏は両者の中間ぐらい。

で作ってみました。材料さえあれば作業中とても熱いが意外と簡単に作れる。
味も、今まで食べた中では絶品でした。
さて、次は北杏も手に入れて、苦みを少々きかせてみようかなと・・・

・お金がないのでアフリエイト

皇杏(コウキョウ)


南杏(ナンキョウ)

北杏(ホッキョウ)

by bar_absinthe | 2008-07-12 20:47 | おいしいもの